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我が子が学校に行きたくないと言った時の母の対応方法

  • 2026/04/06

我が子が「学校に行きたくない」と言ったとき、母親の心は大きく揺れます。

無理に行かせるべきか、それとも休ませるべきか、正解がわからず不安になるのは当然です。

まず大切なのは、すぐに結論を出そうとしないことです。

「どうして?」「何があったの?」と問い詰めるよりも、「そうなんだね」「つらいんだね」と気持ちを受け止める姿勢が出発点になります。

子どもは自分の気持ちが否定されると、本音を閉ざしてしまいます。

安心して話せる空気をつくることが何よりも重要です。

次に考えるべきは、その言葉の背景です。

一時的な疲労や友達との小さなトラブルなのか、いじめや強い不安など深刻な問題があるのかによって対応は変わります。

体調や睡眠、最近の様子を丁寧に観察し、必要であれば担任やスクールカウンセラーと連携します。

ただし、子どもの同意なく一方的に話を進めると信頼が揺らぐため、できるだけ説明をして進めることが望ましいでしょう。

休ませるかどうかの判断は難しいものですが、心身が限界に近い状態であれば、まず回復を優先することも選択肢です。

一方で、毎日のように「行きたくない」と言う場合は、家庭での過ごし方を整える必要があります。

休む日は自由にゲームができる日ではなく、静養する日であるという線引きをはっきりさせます。

安心は与えつつ、生活リズムは崩さないことが大切です。

また、「学校に行くか行かないか」という二択にしないこともポイントです。

保健室登校や別室対応、短時間登校など、段階的な選択肢を学校と相談しながら探ることができます。

子どもにとって「完全に行く」か「完全に休む」かしかない状況は、心理的負担を大きくします。

小さな一歩を積み重ねる視点が必要です。

何より母親自身が一人で抱え込まないことが重要です。

不安や焦りは自然な感情ですが、孤立すると判断が極端になりがちです。

信頼できる人や専門家とつながりながら、子どもの状態を見極めていくことが、長期的には安定につながります。

学校に行くことだけが目的ではなく、子どもの心身の健やかさを守ることが最優先です。

焦らず、しかし放置せず、安心と境界の両方を持ちながら関わることが、母に求められる対応といえるでしょう。

発達障害ラボ

車 重徳

自閉症スペクトラム(ASD)や広汎性発達障害(PDD)、学習障害(LD)やグレーゾーンの子の支援やトレーニングに定評のある発達障害ラボの室長です。 知能検査「WISC-Ⅴ(ウィスク5)」の実施や既存の結果による分析・アドバイスも行っています。 また、近年増えている起立性調節障害やHSC(敏感過ぎる子ども)の対応方法などにも定評があります。