我が子が可愛いと思えない時の母の心の守り方
- 2026/04/05
我が子が「可愛い」と思えない瞬間に直面すると、多くの母親は強い自己否定に襲われます。
母親なのにこんな気持ちになるなんて、と自分を責め、さらに心がすり減っていきます。
しかし、その感情は冷たい心の証拠ではありません。
むしろ、長く頑張り続けてきた結果、心が疲れ切っているサインであることがほとんどです。
人は余裕があるときにこそ愛情を自然に感じられます。
睡眠不足、終わらない心配、周囲との比較、家庭内の緊張が重なると、感情は鈍くなり、「可愛い」という感覚が一時的に遠のくのです。
大切なのは、その感情を否定しないことです。
「思ってはいけない」と押し込めるほど、罪悪感が強まり、心はさらに閉じてしまいます。
感情はコントロールできませんが、行動は選べます。
可愛いと思えない日でも、食事を用意し、生活を整え、安全を守っているなら、それは立派な愛情の形です。
愛情とは常に温かい感情が湧き上がることではなく、関係を維持しようとする意思でもあります。
母の心を守るためには、まず休息が必要です。
短時間でも子どもと距離を取り、自分だけの時間を確保することは決して逃げではありません。
心が消耗したまま向き合い続けると、苛立ちや怒りが強まり、関係は悪循環に陥ります。
また、「良い母親像」に縛られ過ぎないことも重要です。
常に穏やかで、理解があり、包容力がある存在でい続けることは現実的ではありません。
揺れ動く自分をそのまま認めることが、回復への第一歩です。
さらに、孤立を避けることが不可欠です。
信頼できる人に本音を話すだけで、心の重さは大きく変わります。
専門家に相談することも、自分を守る有効な選択です。
助けを求めることは弱さではなく、責任ある行動です。
子どもとの関係は固定されたものではありません。
今は距離を感じても、環境や心身の状態が整えば、感情は戻ることがあります。
焦らず、「今は疲れているだけ」と自分に言ってあげてください。
母が自分を守ることは、結果的に子どもを守ることにもつながります。
まずは自分の心に優しくすること。
それが、再び温かな感情を取り戻すための土台になります。
発達障害ラボ
車 重徳
《個別のご相談はオンラインカウンセリングまで…》

