ゲームの悪影響を知りつつもなぜ、親は子どもにゲームをさせ続けるのか
- 2026/01/16
私は長年、カウンセリングでゲーム依存の子どもたちと家族を支援してきました。
ゲームは注意力散漫、睡眠障害、社会性低下、依存リスクを高め、メリット(創造性向上など)を上回る悪影響がWHOのゲーム障害分類でも認められています。
それでも親が許可し続けるのは、心理的・社会的メカニズムによるものです。
まず、即時利便性の優先です。
子どもがゲームに没頭すれば静かになり、家事がしやすく、親のストレスが減ります。
共働き増加で疲弊した親は、長期リスクより短期の「平和」を選びます。
これは脳の報酬系が短期快楽を優先する「現在バイアス」です。
次に、投影と同一視です。
父親を中心に親自身がゲーム好きで、「子どもも楽しんでるはず」と投影。
家族の「絆」と思い込み、制限を「冷たい親」と避けます。
X投稿でも「親子で楽しむ」例が多く見られます。
さらに、認知的不協和の回避です。
悪影響を知りつつ許可すると信念の矛盾が生じ、「うちの子は大丈夫」「適度ならOK」と合理化。
みまもりツールの存在で「管理できてる」と安心します。
また、社会的圧力です。
「みんなやってるから」「禁止すると孤立」と恐れ、子どもの権利尊重を理由にします。
友達の影響で誘われやすく、親子連携が難しいのが実情です。
最後に、禁止の逆効果です。
厳禁すると反発・隠れプレイが増え、親は諦めます。
Xで「制限すると欲求爆発」の声も。
親御さんへ:許可は「平和の幻想」です。
ルールを視覚化(平日1時間、親の目で)、代替活動を。
兆候(イライラ、睡眠障害)で児童精神科相談を。
早期で防げます。
発達障害ラボ
車重徳
《ゲーム依存で悩む方はオンライン相談ま》

