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ゲームのやり過ぎを注意すると大暴れする子どもの対応について

  • 2026/01/10

私は長年、臨床現場でゲーム依存や家庭内暴力に悩む家族を支援してきました。

ゲームのやり過ぎを注意しただけで大暴れし、暴力を振るわれる状況は、本当に辛く、恐怖を感じると思います。

まずは「あなたが悪いわけではない」とお伝えします。

お子さんの行動は、ゲームによるドーパミン系の過剰刺激と感情調整の未熟さが絡んだもので、多くはゲーム依存の症状です。

暴力は「助けを求める叫び」でもあります。

即時の対応として、ご自身の安全を最優先にしてください。

注意する瞬間に暴力が出たら、無理に止めず、すぐに距離を取ってください。

「今は危ないから離れるね」と冷静に伝え、部屋を出るか、間に家具を置く。

怪我の危険を感じたら、迷わず児童相談所(189)や警察(110)に連絡を。

親の身が危険になると、家族全体が崩壊します。

次に、ゲーム制限の方法を変えることが重要です。

急な禁止や口頭注意は衝動を爆発させやすいです。

代わりに:

  • 事前に家族ルールを決めて視覚化(ホワイトボードに「平日1時間、土日2時間」と記入)。
  • タイマーを使って「あと5分で終わり」と予告。
  • 終了後はすぐに代替活動(散歩、おやつ、一緒の会話)を提案。
  • ゲーム時間を「ご褒美」として使う(宿題終わったらプレイ可)。
  • 暴力が出た後は、即反応せず無視し、落ち着いてから「痛かったよ」「怖かったよ」と親の気持ちを伝えてください。

    決して言い争わず、短く終了。

    良い行動(ルールを守った時)を具体的に褒めましょう。

    根本解決には専門機関の活用が不可欠です。

    児童精神科や発達支援センターでゲーム依存と暴力の評価を。

    ADHDやASD併存が多いので診断を。

    認知行動療法、ペアレント・トレーニング、必要なら薬物療法で改善します。

    ゲーム依存専門の外来も増えています。

    親御さんへ:今は絶望的に感じるかもしれませんが、適切な介入で多くの子が変わります。

    あなた自身もカウンセリングを受け、ストレスを溜めないでください。

    一人で抱えず、夫婦や専門家と協力しましょう。

    光は必ずあります。

    発達障害ラボ

    車重徳

    《個別の案件はオンライン相談まで》

    自閉症スペクトラム(ASD)や広汎性発達障害(PDD)、学習障害(LD)やグレーゾーンの子の支援やトレーニングに定評のある発達障害ラボの室長です。 知能検査「WISC-Ⅴ(ウィスク5)」の実施や既存の結果による分析・アドバイスも行っています。 また、近年増えている起立性調節障害やHSC(敏感過ぎる子ども)の対応方法などにも定評があります。