自己紹介

臨床心理士、公認心理師の資格を持っています。

音が空気を伝わって他のものを振動させるように、私たち人間はお互いに影響しあっています。
それは家族の中でも同じです。
誰かが不安定になれば、家族も不安になったり心配になったりします。
同様に、嬉しい変化や喜びも必ず相手に伝わります。
行き詰った状態に、小さな変化を起こすことで、
心と心が響き合い、親も子どもも、よりよい方向へ向かえるように
そんなお手伝いができればと思っています。

【経歴】
大学院では教育学研究科で臨床心理学を中心に、障害児心理学や発達についても学びました。修了後は身体障害児者の支援施設に勤務しながら、同時に発達障害者支援センターの立ち上げから心理士として携わりました。発達障害に関する相談を受けながら、小学生を対象に小集団SSTにも取り組みました。
その後、結婚を機に退職し一時専業主婦をしていましたが、現在は公的相談機関で相談活動を行って9年目になります。

近年は特に高校生の不登校、中退や転学の相談が増えており、その他にも、起立性調節障害、自傷行為、ゲーム依存、トランスジェンダーなど様々な悩みを抱える方のご相談があります。

また、最近は幼児健診での発達相談などにも行っています。言葉の遅れや育てにくさ、保育園や幼稚園などでの集団生活での困りごとなどのご相談をお受けしています。

本に書いてあることは参考にはなるけれど、環境によってはその通りにできなかったり、書いてあるように対応してもそんなにうまく行かなかったり、ということがあるかもしれません。
どんな相談でもまずはお話を聞くことから始めます。それぞれの方が、今ある環境の中で、変化させられること、今できることを一緒に考えていきたいと思っています。

【得意な相談】

・病院や健診で「もう少し様子を見ましょうと」言われた。
　→勇気を出して相談してみたものの、様子を見ましょうと言われたら、いつまでどんなふうに様子を見ていけばいいのかわからないということがあると思います。様子を見るといっても、日々の困りごとや心配事は解決されたわけではなく、今現在お母さんやお子さんが困っていることに変わりありません。子どもひとりひとりで性格も違い、抱えている悩みも、それを支える家族も違うのですから、本やネットに書かれている対処方法が役に立たないこともあります。その子の特性とつまづきを理解して、家族関係も考慮しながら我が家流のオーダーメイドの対応を一緒に考えましょう。その上で、いつまでどこに注目して様子を見ていき、次にどうしたら良いのかも合わせて考えていきましょう。

・グレーゾーンと言われた。
　→確定診断がなくても、なにか困りごとがあったはずですし、その困りごとが解決されていなければ、お子さんは苦しんだまま毎日を過ごしているはずです。今できる最善策を一緒に考えましょう。

・学校に行きたがらない
→不登校の要因や背景は様々で、一様に同じ対応ではうまくいかないということも明らかになってきました。何か問題があるから今まで登校できていたのに、それができなくなってしまったのです。登校できていたときと、状況は何か変わっているはずです。そのまま無理に行かせようとすれば、はじめは渋々登校するかもしれませんが、そのうち必ず無理がきます。まず、今どのような状態にあり、どのような支援が必要なのかを考えていきましょう。

・高校生の不登校
→高校生の場合は義務教育ではなく、単位の問題があるので、ゆっくりじっくり対応というのは少し難しくなります。単位が足りなければ留年ということになるので、保護者の方も冷静に対応できなくなることがあります。学校にうまく適応できなかった場合には、今後の進路を考えていくことになります。お子さんと一緒にもう一度将来について考えていきましょう。

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